2005年4月15日(金)「しんぶん赤旗」

憲法調査会最終報告書

「改憲ありき」と批判

5・3憲法集会実行委 緊急集会開く


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集会で話す市民連絡会の高田さん。その右は山口衆院議員=14日、衆院議員会館

 「憲法調査会最終報告書に異議あり!私たちは憲法改悪を許さない!」と、5・3憲法集会実行委員会は十四日、衆院議員会館で緊急集会を開きました。

 衆参の憲法調査会では、改憲を方向付ける報告書の議決がねらわれています。集会には、憲法を守ろうと百三十人が詰めかけ、同実行委員会の事務局団体の人たちが次々と発言しました。

 許すな!憲法改悪・市民連絡会の高田健さんは「世論調査を見ても、憲法九条維持は国民の多数ですが、憲法調査会は国民の意識とは異なる改憲ありきの立場で報告をまとめようとしている」と批判。憲法の守り手をつないでいきたいと強調しました。

 九条を守ることは「アジアと世界の人たちに対する国民の責任」と話したのは、憲法改悪阻止各界連絡会議の西川征矢さん。労働組合でも、憲法の講師をつくり、各地で草の根の学習会も進んでいることを紹介しました。

 憲法調査会を傍聴してきて、ニュースレターで報告しているという平和を実現するキリスト者ネットの糸井玲子さん。「武器を持てば使いたくなるものです。イラク戦争を見ればわかります」と語気を強めました。

 平和憲法21世紀の会の吉原節夫さんは、「憲法を守るのに日米安保体制は無視できない」と話し、さまざまな場面での協力を進めていきたいと話しました。

 日本共産党からは山口富男衆院議員が国会報告。佐々木憲昭衆院議員と紙智子参院議員が参加しました。

 社民党と民主党の議員も参加しました。


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