2005年4月14日(木)「しんぶん赤旗」
介護・憲法・消費税で要請
国民の思い 国会へ
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国会は、衆参の憲法調査会で改憲方向づけの最終報告書の議決や、介護保険改悪法案の衆院厚生労働委員会通過がねらわれています。十三日、「憲法改悪を許すな」「介護保険改悪反対」と国会周辺には一千人を超す人が全国からかけつけ、抗議集会や議員要請を実施し、十六万人分の要求署名を提出しました。
花冷えのなか、「国民投票法案を提出するな」「介護保険の徹底審議を」「郵政民営化反対」「消費税増税を許すな」と書いたのぼりや横断幕を掲げて、衆院第二議員会館前では四百人が座り込み、唱和しました。
東京・港区の新日本婦人の会の風見喜美子さん(64)は「憲法があるから、日本は戦争をするはずがないと思っていましたが、それが危なくなりそう。地域に九条の会ができ、憲法を守る運動を強めます」と話します。
東京・渋谷生活と健康を守る会の山崎秀夫さん(69)は「社会保障推進協議会と一緒に介護保険の実態アンケートを取りました。私の周りにも要支援、要介護1の人がたくさんいます。みんな居宅サービスを減らす改悪はいや、充実させてといっています」と語ります。
座り込みでは、国民大運動実行委、安保破棄中央実行委、中央社保協、全労連がよびかけ、各団体代表が決意を表明。日本共産党の石井郁子衆院議員が国会報告をしました。
この日、医療団体連絡会議が五百人で集会を開催。憲法改悪反対共同センター、全商連、東京土建などの人たちが行動しました。