2005年4月13日(水)「しんぶん赤旗」
衆院憲法調査会幹事会
「最終報告書」15日議決
自公民決定、共産党は反対
衆院憲法調査会(中山太郎会長)の幹事会が十二日午後国会内で開かれ、同調査会の五年間の活動をまとめた「最終報告書」を十五日に議決し河野洋平衆院議長に提出することが自民、民主、公明三党の賛成で決まりました。
日本共産党の山口富男議員は、「最終報告書案にたいする修正協議を終えたとは言えず、そもそも編集方針について幹事会で協議していない」と指摘し、「その上、意見の大小を表すもとになった資料が提出されておらず議決できる状況でない」と批判しました。この指摘は、自民、民主両党も認めざるをえませんでした。
社民党の土井たか子議員も十五日の議決に反対しました。
十五日午前十時から同調査会を開き、中山会長が「最終報告書」の趣旨説明を行ったあと、各党が意見を表明。議決される予定です。