2005年4月11日(月)「しんぶん赤旗」
秋田・湯沢市長選
すずき氏が第一声
市民とともに2年11カ月 実績訴え
秋田県南部の四市町村(湯沢市、雄勝町、稲川町、皆瀬村)合併にともなう新しい湯沢市の市長選挙が十日告示(十七日投票)になり、幅広い市民が参加する「新しい湯沢をつくるみんなの会」から元湯沢市長で無所属のすずき俊夫氏(54)が立候補しました。
三年前の市長選で元日本共産党県議のすずき氏(無所属)は、当時の現職を破って当選。二年十一カ月市政を担い、市長報酬三割カットなどで財源をつくり、在宅介護サービス利用料半額補助などを実現しました。
同市柳町での第一声には市民ら約四百人が集まりました。加藤忠一同会事務局長(元連合湯沢議長)が司会を務めました。
京野公子県議(無所属)が応援のあいさつをし、「三年前の市政に戻してはならない。みんなの力を結集して必ず勝利しよう」と訴えました。
すずき候補は「(国・県から)お金もちゃんときて仕事もきちんとできた」ことを強調し、合併で誕生した新しい湯沢市の政策として、(1)旧四市町村の歴史と文化、良さを生かし、理解し合う町づくり。地域自治組織の確立(2)秋ノ宮、泥湯、小安の温泉を結び、観光地として発信(3)福祉の地域づくり(4)中心商店街の再生と駅前周辺整備―などをあげ、「計画段階から市民と相談し、市民とともにつくる湯沢市をめざしたい。必ず当選させてください」と訴えました。
すずき氏のほか、いずれも無所属の、菅義雄氏(61)=元雄勝町長=、遠藤幸次氏(58)=元稲川町長=、二坂信邦氏(57)=元湯沢市長=の各氏が立候補しました。