2005年4月11日(月)「しんぶん赤旗」
今週の国会
憲法調で詰めの協議
両院合同会議は初の討議
衆参両院で多くの委員会審議が予定されている国会は、竹中平蔵郵政民営化担当相の衆院総務委員会欠席とその後の対応をめぐり、民主党が週明けからすべての委員会審議をボイコットする構えをみせており、流動的です。
衆院議院運営委員会は十二日、理事会を開き竹中担当相の委員会欠席問題を協議します。竹中担当相は与野党の合意に反して五日の衆院総務委員会を欠席し、その後の衆院本会議で「(与野党)合意は承知していなかった」と開き直ったことから、野党側は謝罪と本会議での発言撤回などを要求。民主党は竹中担当相の辞任も求めています。
衆院憲法調査会が十二日に幹事会を開き、最終報告書とりまとめの詰めの協議を行います。参院憲法調査会も二十日に予定の最終報告決定に向け、幹事懇などで調整が続きます。
十四日には、社会保障の一体的見直しを議論するため設置された両院合同会議の実質的な初会合が開かれます。各党が十五分程度、会議に臨む基本的見解を提示し、自由討議を行います。
衆院厚生労働委員会は十二日、介護保険改悪法案の参考人質疑を行います。法案は利用者に負担増と給付減を強いるもので、参考人の意見陳述が注目されます。