2005年4月8日(金)「しんぶん赤旗」
大阪市幹部と労組幹部旅行
全額公費で
「厚遇」発覚後も実施
大阪市交通局職員と大阪交通労働組合の幹部が毎年一回、市の全額公費負担で二泊三日の「業務視察」をしていたことが七日、分かりました。
この視察旅行は一九七五年ごろから始まっており、当初から交通費や参加者の日当など一回につき総額約百万円の費用を市が全額を負担。一連の職員厚遇問題が発覚した後の昨年十二月にも実施されています。
市交通局は視察目的を「労使双方が業務効率化などを図れるか、他市の先進的事例を参考にするため」としていますが、「公費支出の在り方として、市民の理解は得られない」とし、今年度から廃止する方針。
この視察旅行は毎年一回、十―十二月ごろに行われ、市交通局幹部ら二人と交通労組十二人が参加。交通費のほか、宿泊費三十万円、旅行規定に基づく日当計約十万円(一人当たり一日約二千四百円)が公費から支出されてきました。