2005年4月5日(火)「しんぶん赤旗」

普天間ヘリ部隊移転に反対

伊江村議会が意見書


 沖縄県伊江村議会は四日の臨時議会で、政府が在日米軍再編で米軍普天間基地(同県宜野湾市)の機能を伊江島補助飛行場(同村)などに分散移転する案を検討していることについて「村民は戦後六十年間、基地の重圧の下で耐え難い犠牲を強いられてきた。これ以上の基地拡大は断じて容認できない」として反対する意見書を全会一致で可決しました。

 日本共産党の名嘉實村議によると、同村の島袋清徳村長も村議会全員協議会で「これまでハリアー(攻撃機)やSACO(日米特別行動委員会)合意によるパラシュート訓練を受け入れてきたが、ヘリ部隊は訓練の内容、形態がこれらとまったく違う」と述べ、ヘリ部隊の移転に反対する意思を明確に表明しました。

 また、同飛行場が所在する同村西崎区の名嘉良雄区長は同日、島袋村長に対し、ヘリ部隊の移転に反対するよう要請。ヘリ部隊移転反対の声が広がっています。


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