2005年3月30日(水)「しんぶん赤旗」
自民党
改憲へ調査会改変提案
共産党と社民党が反対
自民党は、二十九日の衆院憲法調査会幹事懇談会で、「報告書」提出後の憲法調査会のあり方について、「あるべき憲法像について考える、国民投票法案について考える憲法調査会に発展させる」(船田元議員)と提案しました。日本共産党と社民党は反対、今後の幹事懇談会で議論されることになりました。
これは、憲法調査会を常設機関とし、改憲の手続き法案を審議したり、改憲案についても審議できる場とすることを狙ったもの。船田氏の提案は、議院運営委員会に調査会として申し入れることを前提にしています。
日本共産党の山口富男議員は、「報告書」に「今後の憲法議論について」という項目があり、それ自体が大問題であると指摘。調査会は「報告書」を提出したら活動を終了すべきだとのべ、改憲に道筋をつける提案に反対しました。