2005年3月25日(金)「しんぶん赤旗」
音楽で憲法9条守る
大阪 平和のコンサート
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「音楽で平和を意思表示したい」と憲法九条を守るコンサートが二十三日夜、大阪市内で開催され、五百人以上の参加者で会場はいっぱいになりました。関西の音楽家たちでつくる実行委員会が昨年に続いて開いたものです。
第二次世界大戦で夫を亡くしたピアニストの横井和子さんはこん身の力を込めベートーベンの「月光」を演奏。「戦争で人間として大切なことを失います。平和は大切です」と語りました。
合唱「死んだ男の残したものは」「鶴」を指揮した櫻井武雄さんは「戦争くらい人類の大きな罪悪はない」と力説。歌曲をピアノ伴奏した土肥みゆきさんは「戦争中音楽をしていると『国賊』といわれた。戦争はいけない」と話しました。
司会役の音楽評論家・日下部吉彦さんが「今日を契機に憲法九条を守る音楽人の会をつくって、運動を推進したい」と語ると大きな拍手が響き渡りました。