2005年3月20日(日)「しんぶん赤旗」

イラク占領に抗議

インド各地デモ、集会


写真
占領軍のイラク撤退を求めて行進する人たち=19日、ニューデリー(小玉純一撮影)

 【ニューデリー=小玉純一】二十日のイラク戦争開戦二周年国際行動に呼応してインドのニューデリーで十九日、知識人や学生ら約千人が「米国はイラクから出て行け」と唱和しデモ行進しました。市民団体「戦争と占領に反対する市民行進」が呼びかけました。

 参加したジャワハルラル・ネルー大学の女子学生ウッジェイニ・マジュムダルさんは「きょうは米国のイラク侵略に抗議する日。イラクのことはイラク人に任せるべきです。米国を早くイラクから撤退させましょう」と語りました。

 西アジア問題の評論家カマル・アガ氏は「米国の支配から脱して自由なイラクとなることを望みます。米軍撤退だけでなく、報道機関や政党に対する米国の圧力をなくし、多方面で米国から解放されなくてはなりません」と述べました。

 参加者は侵略への抵抗の印として黒い喪章を腕に巻いて行進しました。

 この日、インドでは北部ラクノー、南部ハイデラバードなど各地でインド共産党(マルクス主義)など左翼政党が組織したイラク占領反対の集会が行われました。市民団体もムンバイなど各地でデモ行進しました。


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