2005年3月18日(金)「しんぶん赤旗」
愛知 宗教者が九条の会
5月発足へ準備会結成
県内の仏教やキリスト教、天理教など宗派・教団を超えた宗教者たちが十七日、名古屋市中区で記者会見をおこない、五月に「愛知宗教者九条の会」の発足集会を開くと発表しました。
著名九氏による「九条の会」アピールに賛同した県内の宗教者二十人が呼びかけ人になって準備をすすめてきたもので、この日、「会」準備会を結成。すでに、百五十四人の宗教者から賛同が寄せられています。
呼びかけ人の真宗大谷派僧侶・木佛寺恒氏は「憲法九条に込められた理念は、私たち宗教者に通じるものであり、アピールの趣旨は宗教者の願い」と述べ、「憲法改定の動きに対し、宗教者として声をあげていきたい」と語りました。
記者会見には、真宗大谷派名古屋別院輪番の小笠原信昭、カトリック名古屋教区司祭の由井滋、同教区司教総代理の岩崎一二三の呼びかけ人各氏が出席、自らの戦争体験や憲法への思いを語りました。