2005年3月18日(金)「しんぶん赤旗」
スロバキア大使と志位委員長が懇談
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日本共産党の志位和夫委員長は十七日午後、党本部で、新任のペテル・ブルシャンスキー駐日スロバキア大使の表敬訪問を受け、懇談しました。
同大使は、一月の着任以来の活動や、昨年の欧州連合(EU)加盟などスロバキアの国際的地位について紹介。また、今後の抱負を語りつつ、国会でも重要な役割を果たしている日本共産党が、国内外の諸問題についてどのような見解を持っているのかをたずねました。
志位委員長は、訪問を歓迎し、日本共産党の英文プロフィルを提供して党の歴史や基本的立場を説明しました。チェコスロバキアとの関係では、一九六八年のソ連の軍事侵略に日本共産党が強く抗議したことを紹介。さらに最近の野党外交の発展についてのべました。
ブルシャンスキー大使の幅広い関心にこたえ、志位委員長は、とくに憲法九条の問題に言及。九条を守ることは、広範な日本国民の声であると同時に、かつて日本の侵略を受けたアジア諸国民の願いでもあると強調しました。
大使は、友好的な雰囲気での懇談に感謝し、在任中に日本についてできるだけ多くのことを学び、本国に紹介していきたいと発言。両氏は、今後も交流を続けていくことへの希望を表明しました。
懇談には、スロバキア大使館からダニエル・オントゥコ三等書記官が、日本共産党から西口光国際局長が同席しました。