2005年3月16日(水)「しんぶん赤旗」
農水相が「謝罪」
BSE全頭検査 世界の非常識発言
衆院委で高橋氏追及
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「BSE(牛海綿状脳症)全頭検査は世界の非常識」という発言を撤回、謝罪する気持ちはありますか――。十五日に開かれた衆院農水委員会で、日本共産党の高橋千鶴子衆院議員の質問に、島村農水相は「適当でなかったということは、(謝罪の)意思が含まれている」と答弁し、発言を撤回しました。
高橋議員は、日本初の変異型ヤコブ病(vCJD)確認で、「英国に一日でも滞在すれば献血を禁止する措置をとったことは、世界でもないこと」として、食品安全委員会は「急ぐべきだという論調に断じてひるむことなく、審議すべきだ」と強調。米政府から圧力をうけ、町村外相はじめ国内でも審議が遅いと声がでていることにたいして、「政府は米国の圧力で、食品安全委員会の審議を急がせたり、結論ありきの対応をするべきでない」と批判しました。また、期限を区切るようなことをおこなうべきでないと、政府の対応をただしました。