2005年3月10日(木)「しんぶん赤旗」
“武力は武力を呼ぶ”
今、憲法の意味考えたい
共同センター9の日宣伝
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「生かそう憲法、守ろう九条」と、憲法改悪反対共同センターは九日、東京・御茶ノ水駅前で「九の日」宣伝をしました。
柔らかな春の日差しの中、四十九人が参加。通行人にリーフレット「なぜいま憲法? ごいっしょに考えてみませんか」などを配布し、憲法改悪反対、九条を守り生かす署名への協力を呼びかけました。
共同センターを構成する全労連、農民連、国公労連、民医連、全商連、自治労連、新婦人の団体の代表が次々にハンドマイクで訴えました。
全労連の西川征矢副議長は六十年前の三月、東京大空襲があり多くの人命が奪われたことに触れ、「その後六十年続いた平和は憲法がもたらしたもの」と強調。国民一人ひとりが少しずつ力を出して憲法を守っていこうと訴えました。
配られたリーフを読み込んだ新潟県出身の男子大学生や、「戦争反対。武力を使うと武力でやられる」と話す東京・渋谷区の女性(26)が署名していきました。
目が不自由な長友公一さん(50)=東京・足立区=は代筆で署名。長友さんは「平和を守る憲法は重要だと思います。私のおじは特攻隊で十六歳で戦死しました。戦争は人ごととは思いません。日本は自衛隊を外国に出してまでアメリカに追従する必要はないのではないでしょうか」と話しました。