2005年3月9日(水)「しんぶん赤旗」
日本は13国・地域中11位
女性の社会進出
アジア太平洋地域米国の民間調査
日本女性の「社会進出度」は、アジア太平洋の十三カ国・地域のなかで十一位にとどまっています。米国のクレジット会社マスターカード・インターナショナルが七日、自社の調査をもとに発表しました。
「雇用市場への参加」「学歴」「管理職の割合」「平均収入」の四項目を各国で男女比較、男女が完全に平等な場合を指数一〇〇としています。その結果「社会進出度」で、日本は五四・五となっています。とくに学歴、管理職の割合、平均収入では、大きな男女格差が見られました。
男女格差が最も少ないタイの指数は九二・三。二位はマレーシアで八六・二、三位の中国が六八・四。以下、オーストラリア、台湾、香港、ベトナム、シンガポール、フィリピン、ニュージーランド、日本、インドネシア、韓国の順です。
調査によると、タイとオーストラリアでは、男性より女性の方が学歴が高く、マレーシアの管理職の割合では女性が男性をしのいでいるといいます。