2005年2月25日(金)「しんぶん赤旗」

朝鮮半島

6カ国協議で非核化へ

衆院特 穀田議員に外務副大臣


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質問する穀田恵二議員=24日、衆院拉致特別委

 逢沢一郎外務副大臣は、二十四日の衆院拉致特別委員会で、北朝鮮の核保有声明をめぐり、「朝鮮半島の非核化を実現する唯一、最大の手立ては六カ国協議のプロセスを生かすということだ」とのべました。日本共産党の穀田恵二議員への答弁です。

 穀田氏は、北朝鮮外務省の核兵器保有声明(十日)を批判した上で、「関係国が冷静に対応していることは重要。六カ国協議を再開するための粘り強い努力が必要だ」とのべました。

 さらに、朝鮮労働党の金正日総書記が、中国共産党の王家瑞対外連絡部長との会見で、「対話を通じた問題の平和的解決」「六カ国協議を離脱しようとしているのではない」とのべたと報じられていることを指摘しました。

 逢沢外務副大臣は「六カ国協議を立ち上げることを考える場合、中国の適切なリーダーシップが大きなポイントだ。日本政府として引き続き関係国と協議のうえ、一刻も早く協議が再開できる道筋をつけていきたい」とのべました。

 同委員会で自民党の菅義偉議員は「期限を区切って経済制裁を勧告する時期にさしかかっている」、公明党の池坊保子議員は「これからの外交は、防衛力が大切な要素」と主張。民主党の笠浩史議員は「独裁国家をいかに壊していくのか。小泉総理にリーダーシップを」と北朝鮮の体制転換を求めました。



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