2005年2月19日(土)「しんぶん赤旗」

自民・中山氏

“国民投票法案は年内成立”

改憲共同 民主を評価


 中山太郎衆院憲法調査会長(自民)は十八日、都内で講演し、九条改憲を狙った国民投票法案について「年内には国民のみなさんの主権者としての権利は保障されてくる」とのべ、年内成立に自信を示しました。民主党の枝野幸男調査会会長が十七日の衆院憲法調査会で同法案に積極姿勢を示したのを受けた発言です。

 中山氏はまた、「(五月の)連休前までに憲法調査会の最終報告書を出す」と表明。

 衆院憲法調査会に法案審議権をもたせる国会法改定も「自公民が一致してやっていくから、必ず成立する」などとのべました。

 枝野氏が、政権交代に関連して「政権がどちらの側にあったとしても共通のルールを憲法で規定する」と発言したことについても、中山氏は「日本の歴史を変えるようなものすごい発言だ」と称賛。「自民党や公明党だけでは改憲はできない。民主党がここまで動いてきた。公明党は加憲という立場。自民、民主、公明の共通項をどうするかという問題がこれからのわれわれの政治の舞台で大きな問題になる」と、自公民三党による共同改憲へ強い意欲を示しました。



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