2005年2月15日(火)「しんぶん赤旗」

仲間の声 国会に届けた

全学連 学費値上げ反対で要請


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積み上げた署名を前に話す全学連の千葉達夫委員長(左)=14日、衆院議員会館

 全日本学生自治会総連合(全学連)は十四日、「学生みんなの声を議員に届けよう!」と国会に署名提出行動をしました。

 この日は首都圏のほか山梨、愛知、長野、京都の大学から三十三人が参加。全国から持ちよった二万一千人分を超える署名を、衆参両院の文部科学委員会と文教科学委員会に所属する紹介議員の日本共産党の石井郁子、小林みえこ両議員と民主党、社民党の議員十人に渡しました。

 提出した署名は、学費値上げを抑えるため国として責任ある手だてをつくすこと、無利子奨学金枠や学費減免制度を拡充すること、大学予算を大幅にふやすことを求めています。

 署名提出に先だって行われた事前集会では各大学での取り組みを交流。山梨県の都留文科大学では、大学の後援会が発行している会報で、署名とともに、父母を対象にした学費・奨学金に関する意見、感想をきくアンケートも実施。二百人ほどから回答があり、兄弟がいる家庭や母子家庭で「これ以上学費が上がると大変」という意見が寄せられたと報告しました。

 交流では、東京大学一年生の男子学生が「家が貧しく仕送りがない。学費も自分で払っている。アルバイトも週四日しており、奨学金をもらっていても厳しい。生活に追われて何もできない。学費がこれ以上、上がらないでほしい、この願いを実現できるようにしたい」と話しました。



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