2005年2月11日(金)「しんぶん赤旗」

“憲法守る 体張る”

3500人「増税は国民いじめ」


 「憲法改悪反対」「安心できる介護制度を確立しよう」「消費税大増税を許さないぞ」―。冷たい風が吹くなか、三千五百人の唱和が響き渡りました。「憲法改悪・大増税反対、平和と社会保障を守れ」を掲げ十日、「2・10中央決起集会」が東京・日比谷野外音楽堂で開かれました。


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「医療の改悪許さない」とデモ行進する2・10中央決起集会の参加者=10日、東京・千代田区

 「憲」「法」「九」「条」「を」「守」「ろ」「う」と一文字ずつ書いた手づくりのプラカードを手にする人たち、「我が子を戦場に送らない」と書いた新日本婦人の会会員の横断幕…。バスを借り切り、飛行機でかけつけた全国からの参加者は、壇上からの訴えに「そうだ」「がんばろう」の声をかけました。

 そろいの緑のはんてんを着た群馬県高崎市のはるな生活協同組合の井田雅子さん(62)は「憲法改悪だけは許さない。いま体を張ってでも守るときなんだと、かけつけました」。

 「介護保険の改悪トンデモナイ!」の横断幕を持つ札幌市の佐藤寿恵さん(24)=ソーシャルワーカー=は「国会議員に要請すると消費税増税で社会保障を充実するなんていう議員もいたけど、とんでもないことです。高齢者と国民いじめに変わりはない」と憤ります。

 主催者あいさつで、国民春闘共闘委員会の熊谷金道代表委員(全労連議長)は、富裕層と低所得者層との所得格差が百六十八倍までになり、「弱肉強食」の政治がすすめられていると批判。定率減税廃止や介護保険の改悪を許さず、憲法改悪反対の運動と合わせ、歴史的局面にふさわしいたたかいをまきおこそう、と呼びかけました。

 日本共産党の小池晃参院議員が「憲法を守り生かそう」と訴えました。

 集会後、開会中の国会と銀座に向け、デモ行進しました。集会は、中央社会保障推進協議会、国民大運動実行委員会、国民春闘共闘委、東京地評が主催しました。



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