2005年2月6日(日)「しんぶん赤旗」 平和と子どもを守ろう教育基本法・憲法改悪反対東京集会に1400人
「教育基本法改悪許すな! 憲法まもろう! 2・5東京集会」が五日、東京・千代田区の九段会館で開かれ、約千四百人が参加しました。憲法・教育基本法否定の動きを強める石原都政の足元から運動を広げようと、堀尾輝久東京大学名誉教授ら五十七人が呼びかけたものです。 小森陽一東京大学教授は「“国のために命を投げ出す”方向に教育を転換させていいのかがいま問われている。きょうの集会を力に二倍、三倍に運動を広げよう」と呼びかけました。「日の丸・君が代」強制反対など都内各地・各分野で運動を進める十人が経験を紹介しました。 和光学園園長の丸木政臣さんとエッセイストの朴慶南さんが対談。丸木さんは「教育が息苦しく軍国主義的になる傾向は、アメリカの引き起こす戦争に歴代首相が追随するたびにひどくなる」と告発。朴さんは「憲法九条はアジアの私たち、在日の私たちにとって命綱。平和を守り、子どもたちの教育と心の自由を守るため手をつなごう」と訴えました。 参加者は、教育基本法と憲法の改悪に反対し、「つくる会」教科書の採択を阻止するたたかいを呼びかけるアピールを採択しました。 参加した東京・葛飾区の斉藤建二さん(57)は「葛飾区でも教育基本法改悪阻止地域連絡会の準備会が今月発足し、さっそく宣伝を予定してます。地域から運動を盛り上げたい」と語りました。 |