2005年1月27日(木)「しんぶん赤旗」

市田書記局長質問に青年の声

撤兵言ってくれうれしい/「連帯の社会」その通り


 二十六日の参院本会議で、日本共産党の市田忠義書記局長の代表質問をテレビの生中継で視聴した各地の青年たちから、感想が寄せられました。


 大阪市の小玉有利子さん(29)=美容師=  「勝ち組」「負け組」という言葉を、友だちと集まって食事するときに耳にします。イヤな言葉です。

 ある男の子は、「自分は負け組で、勝ち組になるために、会社の社長になって、金持ちになる」と真剣に話し、そのためには「手段を選ばない」とまでいうんです。市田さんの言うとおり、小泉首相を中心につくりだされた殺伐とした弱肉強食の世界。これからのことを思うと、暗くなる一方です。

 兵庫県西宮市の平山みどりさん(36)=セクシュアルハラスメントで、勤めていた会社と裁判中= 率直に自衛隊は撤退するべきだと、はっきり言ってもらえたので、うれしかったです。自衛隊の撤退は、理屈ぬきで国民の多くが望んでいることだと思います。

 庶民の税金負担増が行われる一方で、大企業と大金持ちの税負担は軽くなっているんですね。小泉首相はもともとうるおっている人たちが、もっとうるおう政治をめざしているようにしか見えない。

 岡山市の中村壮夫(たけお)さん(24) 「一人ひとりの人間が大切にされる、連帯の社会を」というところは、本当にそのとおりです。社会全体がギクシャクした感じですから。フリーターは、家でいつもゴロゴロしているように思われていますが、正社員になりたいのに仕事がないのです。派遣社員の後輩は、「休みがなく、職場を急に変えられた」と嘆いていました。負担を求めてくるけど、ぼくらは年金保険料を払うのだけでも精いっぱい。これ以上負担が増えたら困ります。法人税は下げるのに所得の低いものからどんどん取り立てる。小泉首相は、国民の生活実態を見ていない。



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