2005年1月25日(火)「しんぶん赤旗」 9条守る共同広げよう日本平和委理事会 当面の重点課題を確認
日本平和委員会は二十二、二十三の両日、東京都内で第三回理事会を開き、「戦争への道を許さない」決意のもとに憲法九条を守り、平和な日本をつくる当面の重点方針を確認し、各地の活動を交流しました。また全国大会を五月に京都市で開くことを決めました。 討論では、地域の「九条の会」結成や憲法を守る草の根の活動が生きいきと紹介されました。 長野の代表は、木の葉形の色紙に「九条の会」アピールへの感想を書いてもらって広げる活動を紹介し、「憲法の木から林、そして森にしたい」と報告しました。奈良・生駒市の代表は「全四万世帯を視野に生駒の『九条の会』の賛同人を四千人にしようと頑張っている」と発言。秋田の代表は「『九条の会』アピールにすぐ賛同し、賛同署名を広げている。月二―三回、署名行動をしている」と語りました。「基地や戦争への動きが強まると釣り場も狭められる。『釣りバカ九条の会』をつくりたい」(熊本)などの発言もありました。 千坂純事務局長は、討論をうけて「共同の条件が大きく広がっている。平和委の果たす役割が大きい」と強調しました。 重点課題は▽憲法改悪を許さない大運動▽イラク占領反対、自衛隊撤退などの共同▽米軍基地再編強化に反対する住民、自治体との共同▽五月のNPT(核不拡散条約)再検討会議にむけた核廃絶署名の推進、「3・1ビキニデー」集会の成功―などを確認。二月十一日から三月二十日までを「イラク占領・派兵やめよ、米軍基地・自衛隊の再編強化反対、憲法九条守れの学習行動の強化月間」に設定しました。 初日の二十二日は学習会も行い、「在日米軍再編の動きとねらい」(講師・新原昭治氏)、「新『防衛大綱』と自衛隊の強化の実態」(同・紙谷敏弘氏)、「有事体制作りの動きとはね返す論理」(同・平山武久氏)について学びました。 |