2005年1月25日(火)「しんぶん赤旗」 名古屋テントを強制撤去ホームレスらが抗議行動
名古屋市は二十四日、強制代執行法にもとづき、中区白川公園内のホームレスのテント小屋を強制撤去しました。三月開幕予定の二〇〇五年愛知万博を見すえておこなったものとみられます。 この日午前八時、市は六百人の職員・警備員を動員し、立ち退きに応じなかった八つのテント小屋を解体。職員らがテントの中にいた男性を引きずり出すと、ホームレスや支援者がいっせいに「暴力反対」「約束違反だ」と抗議し、もみ合いになりました。 市は二十一日に、ホームレス側に退去を通告しましたが、「強制撤去はしない」と約束していたといいます。 同公園に一年前まで住んでいたという男性(56)は「寒空の下に放り出される身になってほしい。われわれだって好きこのんで野宿しているわけではありません。強制撤去では何の解決にもならない」と話していました。 |