2005年1月22日(土)「しんぶん赤旗」 改憲の問題点知らせよう市民、国会議員が集会山口議員あいさつ 2万1千人の署名託す
自民、公明両党が通常国会で憲法改悪の手続きを定める国民投票法案を提出する動きを強めるなかで二十一日、「『改憲国会にさせない!』―行動のうねりを」と市民と国会議員が衆院議員会館内で集会を開きました。毎年五月三日の憲法記念日に憲法集会を開いてきた「2005年5・3憲法集会実行委員会」(憲法改悪阻止各界連絡会議、許すな!憲法改悪・市民連絡会など八団体)が呼びかけたもの。 立ち見もでる百三十人が参加し、二万一千四百八十八人分の憲法改悪反対の請願署名が出席した国会議員に託されました。 日本共産党の山口富男衆院議員は、憲法調査会の最終報告と国民投票法案の関連を説明しながら、改憲の道具立てを許さないとりくみを強調。十八日に日本経団連が発表した改憲提言で九条改悪と合わせて国民投票法案の成立を求めていることを紹介し、「狙いは見え見え。九条改憲のための道具立ての国民投票法案だ」と指摘しました。 そして、「改憲国会にさせないための一番のカギは、草の根から国会で起こっていること、国民投票法案の問題点をいろんな形で知らせていくことが決定的だ」と訴え、先頭に立つ決意を表明しました。 社民党の福島瑞穂党首は「戦後六十年の重みを受けとめ、改憲を許さないためにすべての力を結集しよう」と訴えました。 民主党の円より子参院議員、無所属の糸数慶子参院議員も連帯あいさつ。 市民団体の代表が、職場、地域で憲法守るたたかいを報告し、国民投票法案を通常国会に提出させない決意を語りました。 |