2005年1月7日(金)「しんぶん赤旗」

プレハブ校舎で始業式

新潟・長岡市

被災の小学校


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プレハブ校舎の教室で冬休みの宿題を提出する児童ら=6日、新潟県長岡市

 新潟県中越大震災で普通教室が使えなくなりプレハブ校舎で授業を行うことになった長岡市立四郎丸小学校(児童四百七十二人)は六日、三学期の始業式を行いました。

 同校では震災後、一、二年は家庭科室など特別教室、三年以上は近隣三つの小学校に分散し授業を受けていました。全校児童が集まり、授業を再開するのは二カ月半ぶりです。

 始業式で谷内一也校長は「三学期から皆さんがそろって学習できることになりました。私にとって今年一番うれしいことです」とあいさつ。児童を代表し六年の小川広樹君は「地震が起きて、いろんな人と協力できて良かった」と述べました。

 始業式後、児童は教室で冬休みの宿題等を提出。五年の女子児童は「プレハブの教室だけれど、みんなで授業できるのはうれしい」と先生や友達と話していました。

 プレハブ校舎は、普通教室棟の補強工事が終わる三月末まで使用される予定です。同校では地震のため九日間授業ができず、三学期を二日間繰り上げて始業式をはじめました。長岡市では三十七校の市立小学校のうち二学期制の一校を除き、六日までに十一校が始業式を終えました。



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