2004年12月28日(火)「しんぶん赤旗」 中越大震災復興支援 実情踏まえて共産党国会議員団 政府に要請
新潟県中越大震災発生から二カ月が経過しましたが、被災地では降雪期に入り新たな不安が広がっています。日本共産党国会議員団は二十七日、震災当初の救援と緊急支援から、本格的な生活再建と復興へと局面が変わってきている現時点での被災地の実情を踏まえた申し入れを内閣府に行いました。穀田恵二国対委員長、高橋千鶴子衆院議員、仁比聡平参院議員(代理)が参加しました。 申し入れは、(1)災害救助法の適用期限は実態に即して必要な延長を行うこと、(2)仮設住宅入居世帯に応急修理の適用が受けられるようにすること、(3)自力での住宅再建が困難な世帯への公営住宅の建設支援、(4)宅地擁壁などの復旧に対する国の支援について住民要望や実態に見合った予算配分に留意すること、(5)中山間地被害への関係省庁の一体的な支援体制の確立―など十三項目です。 穀田、高橋両氏は「生活再建には総合的な支援体制が必要だ。県から寄せられた要望など残る検討課題にも万全の対応をお願いしたい」と申し入れました。 応対した柴田高博・内閣府防災統括官は「問題意識をお持ちなのはよく存じ上げている。降雪による二次災害などがあってはならず、きめこまかく対応していきたい」とのべました。 |