2004年12月17日(金)「しんぶん赤旗」
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日本共産党の小池晃政策委員長・参院議員、中越地震対策本部副本部長の穀田恵二国会対策委員長・衆院議員と本部員の木島日出夫前衆院議員、笠井亮元参院議員は十六日、前日に引き続いて新潟県中越大震災の被災地を訪問し、山古志村、栃尾市、新潟県庁で首長らと懇談、救援募金を渡し、激励しました。ながおか医療生協も訪問しました。
長岡市役所前に臨時におかれている山古志村役場では、坂牧宇一郎助役、斉藤隆企画課参事から実情と要望を聞きました。坂牧助役らは、村民の九割以上が再び山古志村に住むことを希望していると紹介。「そこで暮らすことでしか得られない大事なものがある。行政としてこの気持ちを大事にして応えなければ」とのべ、引き続く支援を要望しました。また、山古志村は、宅地や農地、養鯉(ようり)池などが傾斜地に複合する特徴から、復興にあたっても各省庁の縦割りでなく、特別の措置が必要だと話しあいました。
馬場潤一郎栃尾市長は、「これ以上地方交付税を減らされたら来年の予算編成ができないほど厳しい。七月の豪雨災害に続く出費だが、復旧しなければ集落機能が失われ、人が住めなくなる」と、国による支援を強く要望しました。小池氏らは「ご苦労がよくわかりました。みなさんが望むかたちで復興ができるように、被災地で聞いたさまざまな問題を国会でぶつけていきたい」と応えました。
新潟県の高橋正樹副知事は、中山間地で起きた大規模地震であることをふまえ、「地域社会をどう守り応援するかが大事。そのために国の支援が必要です。今後も引き続きお力添えをいただきたい」と求めました。穀田氏らは「国にいっそうの措置と対策を求めていきたい」と語りました。