2004年12月16日(木)「しんぶん赤旗」
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第二十九期囲碁新人王戦で初優勝した溝上知親七段(27)と第三十五期将棋新人王戦で二度目の優勝を遂げた山さき隆之六段(23)の優勝を祝う表彰式が十五日、東京・神宮外苑の日本青年館で棋士をはじめ棋界関係者ら多数が出席し盛大におこなわれました。
両新人王の経歴紹介のあと主催者あいさつに立った関口孝夫赤旗編集局長は両新人王の優勝を祝いいっそうの活躍に期待を表明するとともに「将棋も囲碁も平和への努力があってこそ発展が保障される伝統文化。その思いは愛好者のみなさんと共有できるものと確信します」とのべました。
将棋の中原誠日本将棋連盟会長、囲碁の工藤紀夫日本棋院副理事長、今村俊也関西棋院常務理事がそれぞれ、新人王戦優勝を機にさらにタイトル戦などで優勝するよう期待の言葉をのべました。
田儀聖吾(たぎせいご)広島将棋センター席主と中園清三緑星囲碁学園講師は、少年のころの山さき、溝上両新人王の思い出にふれ祝辞をのべました。
山さき新人王は「気を引き締め、さらに新人王戦で優勝し、新人王戦の卒業もめざしたい」。溝上七段は「歴史と伝統のある新人王戦に優勝できしあわせ。さらにステップアップできるようにしたい」と感謝の言葉をのべました。