2004年12月16日(木)「しんぶん赤旗」
厚生労働省が十四日発表した二○○四年の労働組合基礎調査(六月末時点)によると、労組の組織率(雇用者に占める組合員の割合)は前年六月末に比べ0.4ポイント低い19.2%となり、過去最低でした。組織率は一九七六年以来二十九年連続で低下しています。
調査によると、組合員数は前年同月末比二十二万二千人減の千三十万九千人で、十年連続で減少しました。また、労組の数は千百五十組合減少して六万二千八百五組合でした。組織率の低下について同省は、「企業が正規労働者の採用を手控えている上、労組に加入している割合が多い高齢の労働者が定年退職を迎えているため」(統計情報部)とみています。