2004年12月14日(火)「しんぶん赤旗」
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日本民主青年同盟は十三日、衆参両院の国会議員に対し、政府、大企業に「若者の雇用拡大」「労働条件の改善」をはたらきかけてほしい、と要請行動をしました。
十二日に行われた全国青年大集会に参加した青年や、北海道から鹿児島県まで全国各地から約八十人の青年たちが参加しました。
行動では長時間労働、サービス残業をただし、若者の雇用を政府にはたらきかけることや、フリーター、派遣、請負の労働条件を改善し、正規労働者との均等待遇を求めることなどを文書で要請しました。
青年たちは両院の厚生労働委員七十人と地元選出議員二百人を分担して訪問。要請書のほかに「若者に仕事を」の署名、各県で独自に作成した若者雇用に関する「黒書」を提出しました。
要請に先だち、各県の参加者たちは交流集会を開きました。山形県の青年は「国会議員にはたらきかけて問題解決していくことは、今が頑張りどきだと思う」と決意を話しました。
集会では日本共産党の大門実紀史参院議員があいさつ。「まともな要求で若いみなさんが国会に来ることは、かなりインパクトがある行動です。しっかり議員と話してほしい」と激励しました。
地元選出議員に要請した、新潟市の平あや子さん(25)=事務職=は「自分の思いを行動にあらわすのは勇気がいるけど、頑張った分だけ人に与える影響は大きいと思います。議員に要請し、党派は違っても青年雇用の問題は共通の問題ということを実感しました。地元に帰って自分の仲間にも感じたことを伝えたい」と語りました。