日本共産党

2004年12月14日(火)「しんぶん赤旗」

人間らしく働きたい

1400人 寒さとばす熱い思い

青年大集会


志位委員長が激励

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志位委員長の訴えに拍手をする12・12青年大集会参加者=12日、東京・渋谷区、宮下公園

 冷え込みをはね返す千四百人の青年の熱気。「若者に仕事を」「人間らしく働きたい」と十二日、東京・渋谷区の宮下公園で開かれた全国青年大集会(主催=同実行委員会)は、雇用と働くルールの確立を求めてたたかう喜びと運動をさらに広げようとの思いを一つにしました。翌十三日は朝から国会要請行動を繰り広げました。集会では、日本共産党の志位和夫委員長が激励のあいさつをしました。

 全国から集まった青年は「正社員になりたい」「私だって人間らしく働きたい」などの手書きのプラカード、横断幕をもって舞台を囲みます。青年の雇用拡大を求める集会は、昨年十月に開かれて以来二度目です。

 民青同盟の姫井二郎委員長が主催者あいさつし「行動の一番の力は仲間の力、団結の力だと思います。青年の街渋谷で思いっきり声をあげよう」と呼びかけました。就職連絡会の林萬太郎事務局長があいさつしました。

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連帯のあいさつをする志位和夫委員長

 志位委員長が登場すると、各地で集めた署名を手にした青年が「直接手渡したい」と長い列ができました。

 志位氏は「頼もしく思うことが二つあります」と切り出し、全国各地で青年が職場の無法を一掃するために勇気をもって声をあげていること、労働組合などたたかうための組織をつくっていることをのべました。雇用問題を深刻にしているのは自民党政治に責任があるとのべ、ヨーロッパに比べて正社員と非正規社員の労働条件にひどい格差があること、若年者雇用対策の予算が極端に少ないことの「二つの異常」を指摘。「若者に働きがいがある仕事を保障することのできる政治に大もとから切り替えよう。そのために若い力を発揮していただきたい」と激励しました。

 「交流」ではたたかいの成果に沸き、労働実態の告発にどよめきました。「昨年の集会に参加し、会社を変えようと決意。百八十七万円の未払い残業代を払わせた」(神奈川)、「一分の遅刻で十万円の一時金カット。労働組合を結成して契約社員の一時金を五倍にアップさせた」(埼玉)との報告に「やった」「オオーッ」の声と大きな拍手が起こりました。集会後、繁華街をパレードすると、若い女性らが沿道や横断陸橋からカメラ付き携帯電話で写すなど注目を集めました。



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