2004年11月29日(月)「しんぶん赤旗」
日本共産党の塩川鉄也議員は二十四日の衆院経済産業委員会で、新潟県中越地震や甚大な台風被害を被った兵庫県豊岡市のかばん縫製業の中小企業者への支援策の強化を求めました。
塩川氏は、新潟県中越地震で現地調査した商工会議所、観光業者らの要望をもとに風評被害対策を要求。被災中小企業者の銀行借り入れを保証するセーフティーネット四号の適用を新潟県全域に適用することを提起しました。保坂三蔵経済産業副大臣は「ご説ごもっとも。努力していきたい」と述べました。
塩川氏は、阪神・淡路大震災のさいに特別立法で、アーケードやカラー舗装などへの補助率を引き上げた経験を紹介し対策を求めました。保坂副大臣は「被災した商店街の復旧には、地元の自治体と協議をし、生きた支援策をやっていきたい」と述べました。
また塩川氏は、兵庫県豊岡市ではかばん縫製のためのミシンが水につかり深刻な事態になっていると指摘、ミシンの無償貸し出しを求めました。保坂副大臣は「前向きに懸命に努力していきたい」と検討する考えを示しました。