2004年11月25日(木)「しんぶん赤旗」
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米軍横田基地(東京都福生市など)のヘリコプターが都が管理する調布飛行場に緊急着陸した問題で、日本共産党の田中とも子前都議は二十四日午前、調布飛行場を現地調査し、都調布飛行場管理事務所に、原因究明などきぜんとした対応をするよう申し入れました。
田中前都議は民間飛行場への米軍機の緊急着陸であることを指摘し、原因究明と整備状況、修理状況を管理事務所としても把握し、安全が確認されるまで離陸させないよう求めました。
応対した佐藤勝昭管理係長は「人命優先の観点から着陸許可を出した。空港側としても整備状況を確認し、安全が確認できれば離陸許可を出します」と答えました。
米軍ヘリは安全が確認されたとして、二十四日午後二時三十四分に離陸し、横田基地に戻りました。
田中前都議は「東京周辺でも米軍ヘリの事故が多発しています。住民の安全のためにも、国や都は原因究明と麻布の米軍ヘリポートや横田基地の返還をアメリカに強く要求すべきです」と語りました。
市民からも不安の声が上がっています。調布飛行場周辺の住民などでつくる「飛行場問題を考える市民の会」の松下亘男事務局長は「米軍機の事故があちこちで起きています。墜落したら大変なことになる」と語りました。