2004年11月25日(木)「しんぶん赤旗」
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「10%台なんてとんでもない!」「消費税増税を許すな!」。消費税廃止各界連絡会は二十四日、新宿駅西口で宣伝し、消費税増税に反対する署名を集めました。「10%」の文字に、「本当ですか」「知らなかった」と、道行く人たちが足を止め、署名をしました。
販売の仕事をしているという女性(26)は、「消費税が上がるなんて、初めて知った。それも10%なんて、驚き」と目を丸くします。消費税に反対の署名をした理由を問われると、「友だちも、消費税が上がるなんて知らないと思う。5%になったのも、いつの間に? って感じだったし、知らないうちに上げられるのはいや」と話していました。
「小泉さん、そんなこと考えてるなんて、とんでもないわよ」と語気を強めたのは、独り暮らしをしている女性です。来年も年金額が減らされたら、「三年連続下がりっぱなしよ」と怒ります。「福祉のため? 冗談じゃないわ。介護保険の負担も増えるし、東京都のバスのパスも、無料から有料になった。前はなかった負担が増えるばっかりで、福祉は悪くなる一方。税金を払ってよかったと思える政治にしてもらわないと、買い物だってできない」と、署名をしました。
日本共産党の佐々木憲昭衆院議員が国会情勢報告を兼ねて訴えました。
シンポジウム「消費税大増税は許さない」
日時 29日(月)午後1時半―4時
会場 全国教育文化会館・エデュカス東京(JR市ケ谷駅・四ツ谷駅から徒歩10分、地下鉄有楽町線麹町駅から徒歩1分)
主催 消費税廃止各界連(問い合わせ=全国商工団体連合会 電話03・3987・4391)