2004年11月25日(木)「しんぶん赤旗」
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日本共産党の不破哲三議長は二十四日、離任のあいさつのために日本共産党本部を訪れたカルロス・ビベロ・ガルシア駐日ベネズエラ大使と会見し、なごやかに懇談しました。
懇談では、不破議長が「ビベロ大使を日本共産党の第二十三回党大会に迎えたことが、ベネズエラとの関係で転機となりました」と述べるとともに、四年間にわたり、いろいろとむずかしい時期に日本とベネズエラとの関係で任務を果たしてきた大使の労をねぎらいました。
これに対し、大使は「心から感謝します。あなたがたの党の協力を得ながら任務を果たすことができたことを喜んでいます」と語り、「私たちにとって日本共産党を知るのが遅すぎました」と言いながら日本共産党の友情への感謝の言葉を述べました。
ビベロ大使は、最近のベネズエラ情勢に触れ、八月の大統領信任国民投票、十月の地方選挙での前進を通じて、情勢は安定化していると説明。来年は国会議員選挙、再来年は大統領選挙という政治の時期を迎えていること、ラテンアメリカの隣国などとの統一した動きのなかでベネズエラの政治も次第に安定さを増していることなど、ベネズエラの政局と今後の展望について語り、不破議長は「ベネズエラで進行している過程は、ラテンアメリカにとっても、世界の発展にとっても、重要です」と指摘しました。
懇談には、緒方靖夫国際局長、神田米造同次長らが同席しました。