2004年11月22日(月)「しんぶん赤旗」
民主党の古川元久衆院議員(愛知2区)が、牛肉偽装で会長らが逮捕された名古屋市の食肉大手「フジチク」グループや関係企業から受け取っていた献金が、一九九七―九九年の三年間でパーティー券代を含め八百二十万円にのぼっていたことがわかりました。フジチク会長の藤村芳治容疑者は古川氏の選挙を支援していたこともあり、古川氏とフジチクの親密な関係が浮かんでいます。
政治資金収支報告書によると、古川氏は九七年、資金管理団体「ふるげん未来塾」に「ダイトー」「ムッターハム」などのグループ・関連会社や藤村容疑者の親族が経営する企業など計七社・一組合から、計三百万円の献金を受け、パーティー券代も藤村容疑者から百万円、グループ・関連会社四社から計二百三十万円を受け取っています。フジチク側から古川氏への同年の資金提供は、合計で六百三十万円にのぼります。
九八年は親族経営企業など二社から計五十万円。九九年にはグループ企業など二社からの献金が計八十万円と、パーティー券代計六十万円がフジチクなどから提供されています。