2004年11月20日(土)「しんぶん赤旗」
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「一週間ぶり風呂でホッ 共産党救援センターが送迎」
十月三十一日付「しんぶん赤旗」一面の記事と写真が新潟県長岡市の避難所の壁に張られていました。長引く避難所生活。やっと入浴できた女性の笑顔がカラー写真で表現されていました。
台風、豪雨被害。それに続く新潟県中越地震。「しんぶん赤旗」は被害実態、被災者の要求、被災自治体の国への要望、日本共産党の救援活動などを精力的に報じてきました。
中越地震の避難所には「しんぶん赤旗」の日刊紙、日曜版が届けられました。全村避難した山古志村の避難所に村長インタビューを掲載した日曜版(十一月十四日号)が届けられると「村長インタビューがのった新聞が届きました」と紹介されました。
「赤旗」には災害で役立つ情報があります。
十月三十一日付で一ページで特集した「地震、台風…災害に遭った時、こんな制度が活用できます」は、行政の相談窓口の電話番号もつけて被災地でパンフレットにされ、大好評。日本共産党の国会議員、地方議員が政府や自治体と交渉して確認したさまざまな施策もくわしく報道しています。
「しんぶん赤旗」の報道は全国からの救援の輪も広げています。長岡市の党全国救援センターによせられる支援物資やボランティア活動の報道を見て全国からさらに支援が寄せられています。
「『しんぶん赤旗』を見て感動しています」「『赤旗』でなければ救援活動がわかりません」。編集局にはそんな声が届いています。
「しんぶん赤旗」には、各界の多彩な人々が次々登場、それぞれの思いを語っています。
ことし八月から一面で掲載している「発言 2004憲法」には最近も、俳優の三国連太郎さんや日色ともゑさん、デザイナーの森南海子さんらがあいついで登場。憲法を守り、生かしていこうと呼びかけました。
同じく一面の、「いま憲法9条を 宗教者は語る」では、臨済宗相国寺派管長の有馬頼底さんや、カトリックの枢機卿の白柳誠一さんなど、著名な宗教者の方が登場しました。
歌舞伎俳優の松本幸四郎さんが「歌舞伎を語る」と題して四回にわたって歌舞伎の魅力や改革の方向を語った連載(十四―十七日付)も、多くの方の評判を呼びました。
このほか、「学問文化」のページで好評だった岡部伊都子さんの随想(十八日付で終了)や、俳優の片岡鶴太郎さんや歌手のアグネス・チャンさんらが次々登場した「くらし家庭」のページの「元気の素」(月二回土曜日付)など、多くの方がいろいろな形で登場しています。
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憲法学者の長谷川正安名古屋大名誉教授は三日に長野県内で開かれた憲法集会で講演したなかで、憲法問題を取り上げる「しんぶん赤旗」の姿勢について次のように語りました。
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私は毎朝五時に起きて新聞を読みます。中日新聞と、朝日新聞と、政党新聞で「赤旗」をとっていますが、今朝の新聞を読んで、十一月三日がどんな日かという認識で際立った差があることを感じました。
十一月三日は、私の子どものころは「明治節」で、明治天皇の誕生日だった日でした。私の両親たちにとっては、文字通り「天長節」、つまり天皇の誕生日として祝日だったわけです。それが戦後「文化の日」ということになりました。「国民の祝日に関する法律」では、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」などと書いてあります。しかし、これは建前の問題であります。
この日は、新しい憲法が完成したことを国民に知らせた―法律的には「公布」というのですが、その記念日で、日本の政治と社会にとってはそこに一番重要な意味があります。その半年後の五月三日が憲法の「施行」の日として憲法記念日となりました。
ところで、「中日」、「朝日」を見ると、「文化の日」の実質的な意味として、憲法を正面から考えるという姿勢は示されていませんでした。
他方、「赤旗」を見ると、一面には、三国連太郎さんの憲法問題での発言があり、三面には憲法問題に関するおもしろい特集記事が出ています。
「赤旗」は政党新聞であり、政党である以上は、この日が憲法にかかわって重要な日であるという認識を持つことは当然ですが、さすがという感じがしました。
この点では、今の憲法にどういう態度をとるにせよ、十一月三日に憲法の問題をしかるべく取り上げることがないなら、そのような政党は政党を名乗るに値しないと私は思います。
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「学習会での好適な資料」「紙芝居にして普及したい」「友だちにもすすめやすい」と好評の「まるごと!?考えよう 日本国憲法」。第一部「そもそもから」につづいて、第二部「成り立ちから」がまもなくスタートします。日本国憲法がどのような世界と日本の流れのなかで生まれたのか、そこにはどんな意味があったのかなどを一緒に考えていきます。その後も戦争と平和(第三部)、人権(第四部)や国のあり方(第五部)など、憲法を「まるごと」考えていきます。
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