2004年11月14日(日)「しんぶん赤旗」
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第四十二回しんぶん赤旗全国囲碁将棋大会(赤旗名人戦=同大会実行委員会主催)の全国大会が十三日、東京・池袋のサンシャイン・アカデミーホールで始まり、招待選手四人を含め囲碁・将棋の代表計百十一人(一人欠場)が意気高く熱戦を繰り広げました。後援は日本棋院、関西棋院、日本将棋連盟。
囲碁、将棋とも激戦が繰り広げられ、ベスト8が決まりました。優勝経験者や強豪が次つぎと敗退するなか、将棋招待の室田伊緒さん(15)が女性として初めてリーグ戦を突破し、トーナメントでも二勝し、ベスト8に進出する快挙。室田さんは、現在中学三年、ことしの女流アマ名人。室田さんの対局には周囲に二十数人の人垣ができ「すごい」「やった」の声が起こりました。室田さんは「終盤がさえていたのが勝因でした。最後まで集中できたのがよかった」と話しています。
十四日は準々決勝以降の対局がおこなわれ、赤旗名人が決まります。
開会式で、主催者を代表して関口孝夫実行委員長・赤旗編集局長は「ことしはとくに十代の代表が増えているのはうれしい」とのべ、「しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会」の開催は計二百五十七カ所、参加者はことしも一万人余にのぼることを明らかにし「アマチュア棋戦としては他に例をみないと自負しています」と紹介しました。
囲碁審判長の梶原武雄九段は「日ごろの実力を十分に発揮し、思い出に残るような大会となるよう期待します」。将棋審判長の西村一義九段は「伝統文化、すぐれた頭脳スポーツの将棋を応援する、しんぶん赤旗に将棋連盟として感謝しています。大会参加者が実力を遺憾なく発揮するように期待します」とそれぞれあいさつしました。
審判の囲碁・小島高穂九段、将棋・沼春雄六段がルール説明をしました。