日本共産党

2004年11月13日(土)「しんぶん赤旗」

青年の雇用改善大集会にむけ会見

“一人で悩まず交流を”


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「青年自身が雇用増と働くルールづくりを求めよう」とよびかけた全国青年大集会実行委員会の会見=12日、国会内

 青年みずからの手で、仕事を求め、人間らしく働けるルールをつくらせよう―。「『若者に仕事を』『人間らしく働きたい』全国青年大集会」の実行委員会が十二日、国会内で記者会見しました。

 同集会は十二月十二日午後二時から、東京・渋谷区の宮下公園で開かれます。日本共産党の志位和夫委員長があいさつします。同日午前にはプレ企画として要求実現全国学習・交流会を東京都内でおこないます。

 会見で、六団体でつくる実行委員会を代表して、日本民主青年同盟の姫井二郎委員長が集会の趣旨を説明。「働く青年や、働きたいと望む青年の願いを社会にアピールし、青年自身が雇用問題の解決を政府や大企業に迫りたい」として、昨年十月に開いた青年雇用大集会のあと、各地で広がった草の根からの運動を今回の集会に持ち寄りたいとのべました。

 実行委員会に加わる二団体が集会への意気込みを語りました。「何十社と回っても内定がもらえないなどの声が学生自治会に寄せられている。一人で悩むのではなく不安を交流し、希望が持てる集会にしたい」と全日本学生自治会総連合の千葉達夫委員長。全国労働組合総連合青年部の田山文武書記長は、「青年の多数が失業者、フリーター、ニートとなり憲法が保障する最低限度の生活以下となっている。大企業や政府は社会的責任を果たすべきだ」と話しました。

 地域で活動する青年たちが自分やまわりの青年の労働実態とたたかいを紹介しました。

 「家電量販店で正社員として働いているが、上司や先輩からのいじめや脱法行為が横行している。社員の六割が契約社員。命を絶った後輩もいる」などの経験がだされ、同じような状況にある青年たちによびかけて集会を成功させたいとの思いが口々に語られました。



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