2004年11月5日(金)「しんぶん赤旗」
日本共産党の小池晃政策委員長は四日の参院厚生労働委員会で、新潟県中越地震の被災地支援として現地の医療機関への支援措置を求めました。
小池氏は、「被災地の医療機関の被害が大きい」として、小千谷市、十日町市の状況をとりあげました。小千谷市では、二百七十八床を持つ小千谷総合病院は入院機能が停止。十日町市の中条病院、県立十日町病院は入院患者の受け入れをストップし、周辺の市町村とあわせて、人口六万五千四百人の地域に入院できる病棟がないという事態になっています。
小池氏は「今後の地域医療を守るうえでも、復興、再建に向けた特別の対策が緊急の課題として求められている」と強調。尾辻秀久厚労相は「応急のことと、しっかりした(長期的な)ことと、それぞれの対応を考えなければいけない」とのべました。