2004年11月4日(木)「しんぶん赤旗」
【ベルリン=片岡正明】経営者側が人件費の大幅削減を求めているドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲン社で二日、同社としてはこの十五年間で最大の五万人以上の労働者が警告ストをおこないました。
警告ストは十月末から三回目。早朝からウォルフスブルクで三万五千人、ハノーバーで六千人、さらにブラウンシュワイク、カッセル、エムデンで計一万二千人が参加。賃上げと雇用確保を要求し、二時間から三時間、警告ストをおこない、各職場で集会を開きました。
ハノーバーでは「職を守れという要求を受け入れないなら、ストはさらに拡大する」と労働者の代表が訴えました。
ほかにドイツの自動車工場では米ゼネラル・モーターズ子会社のオペルで大量解雇撤回を求めるたたかいが続いています。