2004年11月3日(水)「しんぶん赤旗」
不破哲三議長は、全国都道府県委員長会議のなかで発言、自ら参加したアジア政党国際会議の経験を報告しながら、「日本が立っている位置とわれわれの展望を世界的な視野と、歴史の視野でみる」ことの大切さを強調しました。
不破議長は、アジア政党国際会議に参加して新しく見えてきた問題として、(1)アジアにいま巨大な変化が進行していること、(2)日本共産党の野党外交を国際的な規模で点検する場となったこと、(3)アジアに背をむけた自民党政治の前途のなさが浮きぼりになったこと―を指摘。それぞれについて、豊富なエピソードを含めて語りました。
また、アフリカの国マラウイの大使との最近の交流の経験や、昨日のウルグアイでの左翼大統領誕生などにもふれて、「アジア、ラテンアメリカ、アフリカなど、世界は生き生きと動いている。その状況と日本の政治の閉塞(へいそく)状況とは実に対照的だ」と指摘。
そのなかで、「当面の行き詰まりを打開して、日本に活力を取り戻す本当の改革のプログラムをもっている党」、「世界資本主義の行き詰まりを乗りこえる未来社会論をもっている党」――日本共産党のこの値打ちを確信をもってとらえることの重要性を訴えました。