2004年11月2日(火)「しんぶん赤旗」
|
全国私学のつどいが十月三十一日、東京・港区の芝公園と正則高校で開かれました。
小泉内閣の「三位一体改革」で私学の国庫補助制度が全廃されようとしています。北海道から九州まで三千三百人が参加したつどいは、「教育に公平を」「私学の国庫助成の堅持を」要求して取り組まれました。
午前中は高校生のバンド演奏、チアリーディング、バトンの演技、九州の青年による龍踊り、日本福祉大学付属高校の太鼓サークル楽鼓の演奏、愛知の高校生を中心にして六百人の群舞がおこなわれました。
つどいでは、呼びかけ人代表の丸木政臣さんがあいさつ。父母の代表が、「私学の国庫助成を堅持し、助成の大幅増額で子どもたちの教育を受ける権利を守ろう」とアピールを発表しました。
愛知の高校生が、「二〇〇四年秋に向けての声明文」を読み上げました。「私学や公立に関係なく、私たちには平等に学ぶ権利があるはずです」「学校は一人ひとりの生徒が輝ける場所です。自分自身の意識を変え、助成金の削減をさせてはいけないと気がつき、高校生自身が行動することが今、求められています」と訴えました。
参加者はつどい後、銀座までパレードしました。