2004年10月28日(木)「しんぶん赤旗」
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新潟県中越地震で長岡市に開設された日本共産党の「中越地震全国救援センター」が二十七日、長机やいすが運び込まれるなど、本格的に始動しました。「しんぶん赤旗」で開設を知り、朝早くから地元新潟をはじめ、山形、福島、長野各県などからボランティアが「じっとしていられない」とかけつけ、支援物資も届きはじめました。
強い余震が続くなか、日本共産党新潟県中越地震対策本部事務局長の浦田宣昭書記局次長、救援センターに常駐する林通文幹部会委員、有坂哲夫中央委員と、現地の斉藤実党中越地区委員長らがさっそく会議。斉藤氏らから避難所の現状や被災住民らの要望などが出され、その不安をやわらげるため、全力をあげる決意を固めあいました。
センターは敷地が約二百坪、建坪約百坪。駐車場もあり、支援物資の集積はもちろん、ボランティアの仮眠場所も設置されました。
救援センターでは、ボランティアに応じる人たちに、必要なものとして軍手、タオル、帽子、長そで、長ズボン、活動しやすい靴、飲料水、保険証などを準備してほしい、としています。
浦田書記局次長は、「余震が続いており、避難所生活も長く続きそうです。そのため、自宅に帰って片付けたくてもできない状況です。いま、募金とともに支援物資では、毛布や携帯カイロ、衣料、食料とともに、くだもの類も喜ばれています。全国の党員、支持者のみなさんの心からの援助を切望しています」と話しています。
◇救援センターの住所は長岡市笹崎二の二の五。電話は二十八日午後から開通します。番号は0258(38)5501、5502。
同センターでは、余震が続く長岡市への救援物資は郵便局や宅配便会社から断られる例が出ているため、そんなときは日本共産党新潟県委員会(〒950―0086新潟市花園2の3の10)あてに送ってもらいたいとしています。