2004年10月26日(火)「しんぶん赤旗」
消費税廃止沖縄県各界連絡会、消費税をなくす島尻の会の学習・講演会が二十五日、沖縄県那覇市の真和志農協で開かれました。同講演会は、消費税増税を許さない運動を全国に広げようと始められた「『消費税増税法案をつくらせない、出させない』草の根ウエーブ」の最初の取り組みです。
講演会では、沖縄県商工団体連合会の山川恵吉会長が開会あいさつ。「消費税の大増税問題は国民にとって暮らし破壊、中小業者にとっては営業破壊となる。消費税増税を許さない問題は、みんなの死活問題であり、増税阻止のために力をあわせないといけない」と訴えました。
また、増本一彦弁護士(消費税をなくす会常任世話人)が消費税の増税計画について講演。「消費税のねらいはどこにあるか」と問題提起した増本氏は、大企業の法人税減税や高額所得者への所得減税の穴埋めに消費税が使われている実態などを説明。「消費税増税をはね返す力が今、一番必要。沖縄を始め、全県各地で消費税をなくす会を作り、消費税は嫌だという思いを持つ人々が草の根から声をあげていきましょう」と訴えました。