2004年10月23日(土)「しんぶん赤旗」
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日本民主青年同盟京都府委員会は二十二日、「僕らの要求・僕らの願い2004」と題し、厚生労働省や文部科学省、内閣官房と交渉しました。昨年九月に続き二度目の今回は夜行バスなどで労働者や学生ら十二人の青年が参加し、違法な労働実態の改善や奨学金の維持、イラクからの自衛隊撤退などを求めました。
交渉には日本共産党の井上哲士参院議員、本庄孝夫府議、京都市議団の宮田絵里子、樋口英明両市議が同席しました。
厚生労働省との交渉では、この日にむけて集めた仕事にかんするアンケートや参加者自身の経験などを示して交渉。一年半失業中の男性は「仕事をしていないことが申し訳なく、外出もしたくない気持ち。失業は本当につらい」と胸中を語り、過労による心停止でペースメーカーを入れた女性は、後輩を同じ心停止で亡くし「働くことが怖くなった」と訴えました。
交渉後、参加者から「『全会社を監督・指導するのは物理的に無理』と当然視する厚生労働省の回答はおかしい。監督官をどう増やすかを考えるべきだ」「雇用や労働条件改善の運動と各議会での追及を結んでたたかいを広げれば解決にむけて風穴をあけられる」など感想が寄せられました。
激励に訪れた市田忠義書記局長、穀田恵二国対委員長を交えて和やかに懇談しました。