2004年10月18日(月)「しんぶん赤旗」
「職場や仕事で不満ありますか」――。民青同盟京都府委員会は十七日夕、京都市内の繁華街で、青年たちから職場や仕事の実態を聞き取りました。
民青府委員会が二十二日に行う省庁交渉にむけて、青年の深刻な実態を「黒書」にまとめて厚労省に要請しようと実施したもの。
「デザイン会社に勤めて七年。やりがいある仕事ですが…」と女性会社員(32)。「あえて言えば労働時間が長い。夜十二時まで働いても残業代が出ない。もう少し労働時間を短くしてほしい」。
大阪からデートに来た喫茶店の正社員男性(30)は「休みが突然なくなる。週休二日なんて夢。仕事にもあまり満足していないので転職を考えている」と話します。
青年たちと懸命に対話していた久永亜季さん(23)=フリーター=は「子どもに絵を教えるアルバイトをしていますが、食べていけないのでほかに二つ掛けもちで働いています。青年の自立したい思いなどを、政府交渉に参加する人に託したい」と話していました。
これまで百人以上からアンケートが寄せられていますが、タイムカードのない職場が六割を超えるなど、青年の深刻な労働実態が明らかになっています。