2004年10月7日(木)「しんぶん赤旗」
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囲碁の第二十九期新人王戦(本紙主催)決勝三番勝負第三局が六日、東京・千代田区の日本棋院で午前十時から午後八時二十六分までおこなわれ、日本棋院の溝上知親七段(27)が関西棋院の坂井秀至六段(31)に白番半目差で勝って対戦成績二勝一敗で初優勝、新人王となりました。
溝上七段は長崎出身。緑星囲碁学園で菊池康郎氏に師事。これまで棋聖リーグや名人リーグに入るなど活躍しています。今期新人王戦では、実力伯仲と見られた坂井六段と接戦を演じました。歴代新人王の張栩本因坊、高尾紳路八段、蘇耀国七段らとは研究会で腕を磨き合っている仲です。今後、他のタイトル戦でも活躍が期待されます。