2004年9月30日(木)「しんぶん赤旗」
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八ツ場ダム問題で、日本共産党の塩川鉄也衆院議員、吉川春子参院議員らは二十八日、衆院議員会館内で、「八ツ場(やんば)ダムを考える会」の、ダム計画中止の要請を受けました。
群馬県長野原町に国が建設中の同ダムをめぐっては、十日に計画中止を求める一都五県(東京・群馬・栃木・茨城・埼玉・千葉)の五千人を超える住民が住民監査請求を行っています。
同会の代表は「監査請求後も続々と賛同者が広がっている」(東京)、「現実に水は足りている。八百億円もの県民負担があることが知らされていない」(埼玉)などと訴えました。水源開発問題全国連絡会の嶋津暉之共同代表は、「治水・利水の両面で必要性が失われており、ダム事業費としては全国一の四千六百億円という国民負担を強いるダム計画を止めてほしい」と要請しました。
塩川議員は、「党として国会や各県議会で追及してきたが、今後もいっそう強めていきたい。建設中止実現のためにともにがんばりましょう」とのべました。