2004年9月27日(月)「しんぶん赤旗」
「たのしむっちゃスポーツを!」のスローガンのもと、初めて東北・宮城で開かれる新日本スポーツ連盟主催の第25回全国スポーツ祭典。そのスタートを切る全国年齢別水泳競技大会(兼宮城県スポーツ祭典)が26日、仙台市の今泉温水プールで行われました。
地元・宮城をはじめ、北海道、東北、関東、関西の各地域から集った約170人の選手が、個人、リレーあわせて90種目で熱戦をくりひろげました。
大会には地元の八軒中学が20人をこす選手団でのぞんだほか、グラン・スポール(宮城)や村山水泳クラブ(山形)など、県内外から初参加のクラブも目につきました。
競技は、男子百メートル平泳ぎの吉村彰二(京都水泳協議会)が1分11秒47の大会新記録を出したのをはじめ、11の新記録が生まれました。
大会会長で新日本スポーツ連盟・宮城県連盟の尾崎吉彦理事長は、閉会のあいさつで「この大会をきっかけにスポーツのすばらしさを多くの人にひろげ、仲間を増やしてほしい。いま日本では平和憲法を変えて『戦争のできる国』にしようとする勢力があります。しかし、スポーツと平和は切り離せません。平和を愛するスポーツ仲間をひろげましょう」と呼びかけました。
今回のスポーツ祭典は宮城県、仙台市、古川市(各教育委員会を含む)と利府町教育委員会が後援。仙台市は施設使用料の50%減免と10万円の補助金を寄せました。
同祭典は10、11月の週末を中心に15競技が行われます。